コラム「知性ってなに?」

知性ってなに?


さて、今日は人がよく勘違いしている「知性」について書こうと思う。

いや、長々と書く気はない。

かなり手短に、それも手抜きだと思えるほど手短に定義してみよう!

知性とは、人生を肯定的に豊かにする心のあり方を反映した英知だ。

そこから、まず分かることは、非難や否定が知性ではない、ということだ。
問題点を鋭く指摘する者は頭がいいと思われてきた。
会社のやり方がマズイとか、上司の頭が悪いとか、政治のシステムが間違っている等々。

しかし、問題点を指摘して、その結果を
「だから駄目だ」「それで失敗したのだ」「このままだとずっと成功しない」
そういう発展性のない視点は誰もしあわせにしない!

確か「働きマン」というドラマだった。
そこでの編集長の発言がこれをよく説明している。
「誰かこれを明日までに仕上げるアイデアがあるか?」
すると新入りが
「それは、無理です!」なぜならと三つくらいの理由を挙げる。
それに対して編集長は、
「私はどうして出来ないかを聞いてはいない! どうしたら出来るかを聞いているのだ」
とその駄目駄目発言を一蹴する。

あなたはこの新入りと同じような知性を発揮していないだろうか?

私は40年以上も「これは駄目だ!」と
問題点を指摘することが知性だと勘違いしてきた(^王^;)

物事に対して何が素晴らしいのかを即座に答えることの出来る人は
明らかに人生の光の側を見ている。

逆に、何が駄目なのか、何が欠点なのか、何を正す必要があるのか、と
否定的な側面ばかりをフォーカスしようとする人は、
世界の闇を探索しようとしているのかもしれない。

ま、スター・ウォーズ的に大げさに言えば「ダークサイドに落ちた」と言えるだろう。

さて、あなたの知性は人生に光を当てる視点だろうか?

それとも???

羅王(^王^)♪