タロット基本の10ヶ条

タロットの基本10ヶ条

 

今回は私・羅王がタロット入門者に導入として書いた10個の箇条書きを載せてちょっと解説もしておこう!

1:タロットはエネルギーをイメージで表現するツールだ。

エネルギーの説明は長くなるので、ここでは割愛するが、例えば水や炎、電気や磁気のように目に見えたり見えなかったりするモノです。それを利用するためにはエネルギーの器や通り道が必要です。水なら溜める湖や水道管が必要です。電気なら伝導体やトランスが必要です。そういうことを人の意識でやるのがリーディングです。タロットはエネルギーを扱うことだ、という理解が大切です。

2:タロットにはいろんな起源説があるが、それがどこであろうとタロットの意味には大きく影響しない。あらゆる時代の解釈があり、あらゆる国での解釈があり、性別やあらゆる年代での解釈がある。たとえ発祥時に基本的な意味が決まっていたとしても、タロットを取り扱う者に大きく影響をうけてしまうという宿命がある。タロットのイメージを受け取ったなら、あとは自分なりに現代風に解釈する自由がある、と知っていることだ。


3:タロットは運命や宿命を探すものではない。

自分の使命は何か?を探すくらいなら、基本的に決まっていない!と捉えた方がよい。決まっていないからといって「人生ですることがない」わけではない。ここを勘違いすると私羅王から、あなたには使命はない、考えなくていいと言われたら、この世の中に生きてゆく資格がないと言われたと誤解してしまう。そーゆーことではない!運勢や宿命、或は使命というものはとてもはっきりしたものです。だから、誰が見ても、ああ、この人はそういう運命だったんだ!と分かるし、すでにその運命を生きているのが普通です。分からないほどのモノならば、そこに拘るのはやめて、決まっていない、と人生を自由に捉える方がいい、と助言しているのです!

 さらに、そもそも変えられない運勢などはない。あるのは、生まれる前に決めてきた人生のテーマだけだ。それも変更可能な計画です。

4:カードに対する100%の信頼が必要である。

 ん~最近どうも私のタロットが当たらない・・・などというコトはありません!自分の頭の中が整理されていなかったり、心の中に嵐が吹いている場合なら、確かにそうでしょうね・・・。つまり、カードを引くときに頭の中に願い事や心配事があって、ゴタついていてはいけないんです。100%空っぽが望ましい。初級者はシャッフルしながら、目を閉じたり文字を追ってはいけません。色や光や景色をぼんやり眺めるといいでしょう。

5:カードの自由を束縛するな!

どういう場合でも、出たカードを自由に読むためには、最初からカードの出方を制限するのはよくない。イメージで答えるので、問いかけるテーマはあまり絞り過ぎない方がいい。絞りすぎると、その制約からはみ出したカードに戸惑うことになる。とはいえ、あまりにも「Aさんの人生」などという大きな枠で問い掛けると、回答も漠然とし過ぎていて分からなくなります。テーマの決め方もひとつの技術です。

6:タロットは大きく二つに分かれている。

大アルカナと小アルカナという。大アルカナは56枚。トランプに似ていて1~10までと4枚の宮廷カード(コートカード)これはキングとかクイーンというヤツだ。合わせて14枚ごとに4種類で56枚。大アルカナは22枚。これだけで占う人も居るくらいよく知られているカードばかりだ。だが、私は合わせて78枚全部で引く方がタロットは分かりやすいと思っている。よく、大アルカナには大きな意味、小アルカナには小さな意味と解釈する人もいるが、私は同等に扱うタイプだ。

7:この4種類(4っつのスートという)は聖杯・棒・剣・金貨で、それらは水火空土に呼応する

聖杯(水):感情、愛情、喜び、

棒(火):創造性、アイデア、クリエイティブな表現

剣(空):メンタル、精神力、決断力、問題解決力、
金貨(土):地上の恵み、財、肉体、物質的なもの、

そうです。この金貨以外は全部、目に見えないものを扱っています!


8:タロットに論理や時間の制約はない。

カードそのものはイメージで答えるのみで論理性や時間的な制約がない。それで、展開法がある。スプレッドという。タロットを引いた順にあらかじめ決めておいた場所に関連性を持たせて意味のつながりを得るのだ。
また、リーディングは読む人個人の資質も出てくる。直感も個人的だ。
普遍的で同時に個人的だといえるだろう。

9:スプレッド(展開法)は構造で観る。

簡単なスプレッドには、カード一枚で読むもの。二枚で読むもの。三枚で読むものとある。慣れてくると、複雑なスプレッドもいい。焦らないことだ。スリーカードの基本をマスターしてからで十分である。

10:カードの意味は流動的。

カードは常にメッセージだ。リーディングが行き詰まるのはカードに固定した意味付けをしているからだ。連想ゲームのように仲間で遊びながらイメージを膨らませてゆくのもいい手だ。

とうわけで、興味のある方は、一度

羅王のタロット・スクールにどうぞ!

羅王